逆ザヤになるマイナス金利の反動から資金がシフトしてきた不動産投資は厳しい局面になってきていると思われます。
昨年初頭より、それまで甘い審査だった不動産融資が、特に大手金融機関の査定が急激に厳しくなり、これまで世界的に投資で買いをしていた中国勢が売りに回って環境はどんどん悪化しています。
昨年末、東京から毎年墓参りに来られる最大手金融機関に勤める親戚と食事した際、この話題を話すと「査定が厳しいどころか、今(おそらく大手金融機関)は融資は0だよ」と言われました。
現在着工の物件も人手不足で大幅に遅れており、1日4万の日当が出る業種があるそうですが、不動産から景気減速になるか、景気減速から暴落になるか予断を許しません。
ある外資系アナリストは日本人はあいかわらず呑気に甘く相場を見ていると吐き捨てていました。何がきっかけになるかわかりませんし、意外にそこそこの相場になるかもしれませんが、良くなる要素がほとんどなく悪くなる要素しかない今年は恐ろしいほど厳しい1年になると予想されます。